スズキ RE5ロータリー |
1974 | 年式 |
車検
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H33年7月 |
走行
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2,559Km | 備考 | ディーラー車・逆輸入車 |
長さ
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222cm
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巾
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85cm |
高さ
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119cm |
重量
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260kg |
排気量
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497cc |
取材日2018年11月
1975年スズキが発売したRE5ロータリーは、量産車として世界初のロータリーエンジン搭載車です。 排気量497ccのシングルロータリーエンジン。 心臓部の動力発生ロータリーユニットを単体として、比較的たやすく取り外せる構造とした。 水冷、油冷による冷却方式など、ロータリーエンジンが発する多量の熱を処理する技術を確立。 ペリフェラルポートは吸入孔を多孔式とし、低速回転時と高速回転時のポートタイミングを切り替え、ミクニ製ソレックス型2ステージ2バレルを採用。 点火装置は電装製CDI点火、新機構の間引き点火方式を採用して減速時のドライバビリティーを向上させた。 車体デザインは、イタリア人デザイナー、ジウジアーロによる。 最初に目にとまるメーターには合成樹脂製のカバーが付いており、メインキーをオンにすると電動で開く、通称「茶筒メーター」と言われる。 当時のスズキが、GT750を超えるフラッグシップとして開発しました。 国内では、認可が下りなかったのか?輸出モデルとして発売。 1974年から2年間の製造・販売、1度マイナーチェンジで普通の形の2連メーターになりました、総生産台数は6,000台程度です。 輸出先はイタリアが最も多かったそうです。 RE5ロータリーは、ロータリーエンジン独特のスムーズな回転フィールとフラットなトルク特性が、ツーリングモデルとして高い評価を受けました。 スズキがペリフェラルポートを採用したのは、エンジン性能を優先した所がスズキらしくて拍手を送ります。 ペリフェラルポートは、ロータリー最高峰のエンジンチューンです。 あくまで高出力狙いで、その他のことは考えない思い切りがないとできません。 四輪車(マツダ)を改造した場合では、まず2000rpm回転以下ではアイドリングしない(2ローター)! ペリは、レシプロのエンジンではまず考えられないオーバーラップの大きいエンジンになります、ポートの開け閉めはアペックスシールのみで行なうからです。 RE5ロータリーは、2000回転以下は使い物にならない(イエローゾーン)です。 純正マフラーは、2重管構造で、前方の外気導入口から走行風により冷却しています。「純正マフラー以外を使用しないで下さい」という注意のラベルが貼ってあります。 ロータリーのNAの場合マフラーの長さにより性能が大きく変わるため下手なサイレンサーは使用できません。 RE5ロータリーエンジンのリッター馬力は120psを超えます。 レーシングエンジン並みの高出力です、暖機運転は必須、ちょい乗りは良くありません。 イタリアに居た前オーナーさんも、大切に扱われたようです。40年間で2千kmチョットの走行距離は実メーターだと思われます。 メインキー廻り、ブレーキディスクローター等の使用感が極めて少ないバイクです。 オーナーさんは、昔からのスズキファンです。GS400に乗っていた頃に発表になったRE5ロータリーが忘れられなくて、2年前から探していたそうです。 1年前にイタリアに複数台ある中から、程度の一番良い物を購入。船便で1年かけて輸入しました。平成30年7月登録。 実車は、極めて程度が良く、燃料タップとホース類を交換しただけで車検を受けて乗り出しました。 その他の交換部品は、スパークプラグと油脂類、消耗品のみです。 スペアパーツは、純正バッテリーとスパークプラグが手元にあるので一緒にお付けします。 現在、絶好調のバイクです。気になる所はありません。 残念なのは、初期型の特徴である茶筒メーター、半透明のカバーにヒビ割れがあります。走行には支障がないので、そのままです。 又、茶筒には反射板がありません、車検には問題ありませんでした。 新車時のオリジナル状態で、良い状態のRE5ロータリー 一度は乗ってみたいと思うバイクです。 【お問い合わせに際して】 車両は千葉県にあります。 記事内容はバイク見聞録の担当者が1時間程度の取材時間の中で、オーナーさんのコメントと、見聞したものを元に作成したものです。 したがって、現車の状態を100%正確に記載しているとは限らない場合があります。記事内容に関しても全てバイク見聞録で裏づけを取ったものではありません。 状態等のコメントもあくまで取材時の状況及び取材担当者の主観によるものですので、月日が経過して写真や記事と異なる場合があります。 掲載車両に関してのご質問や現車確認のお申込はこのページの一番下よりご連絡下さい。なお冷やかし防止のため、現車確認はあくまで購入を前提として検討されている方のみとさせて頂きます。 【購入される場合】 車両代金のみで購入できます。 ※個人売買のため、消費税は掛かりませんが、支払いは現金一括で現状渡しのノークレーム、ノーリターンとなります。 【車両価格】250万円 |
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