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Benelli 500Sports 1936 年式
車検
未登録
走行
不明
備考
通関証渡し
長さ
0000mm
000mm
高さ
0000mm
重量
000kg
排気量
500cc

取材日 2005年 2月 20日

ベネリ社は1911年に男ばかりの6人兄弟(ジュセッペ、ジョバンニ、フランチェスコ、フィリッポ、ドメニコ、トニーノ)を母体として誕生し、4輪・2輪の修理工場としての活動を開始しました。

1920年には最初の単気筒、2ストローク、75ccのエンジンを生産し、後に98ccに改造されてベネリブランドの最初のバイクとして完成されます。

1923年にトニーノは、125ccのバイクを駆り、モンツァグランプリでレーサーとしての才能を見せ付けるデビューを果たしました。初レースながら5位に入賞、それはその後のイタリアンチャンピオン年間タイトルを4回獲得するという、サクセスストーリーの始まりでした。

1931年半ばにしてそれまでのSOHCはツインカムに変更され、オイルクーラーも付加されたモデルとなり、そのレース参戦は'34年まで続けられた。最終型では15PS/9000rpmまでになっていた。またこの頃フット式チェンジペタルになっている。このように175クラスを席巻した同社は次に250cc、500cc,クラスへ進出していきます。

1935年にその500cc車がサーキットに姿を見せた。50馬力を誇るDOHCで、メガホン型のエキゾーストパイプが付けられていてトップスピードも195km/hに達する性能を持ち合わせたものであった。同国のジレーラの《サトゥルノ》、モトグッチの《アルバトロス》を相手に5年間程(1939年まで)国際レースを転戦しました。このように社歴を見ていくと、ベネリが世界で一番レース経験の長いメーカーだと思えます。

現車は、1936年車です、大戦前に市販車として製造されたものです、ビンテージ車ですが普通に走れるのに驚かされます、オーナーさんは3年前に自走でクラブミーティングに参加されたそうです。『500ccのパワーがあるからツーリングに支障はないよ』とのお話です。取材時は、保管状態の為、残念ながらエンジン始動できませんでした。

オーナーさんは、他に数台のエンスー車をお持ちで、更に、今後数台手に入れる予定があり、ガレージに入らなくなると言う理由で売却を考えています。

手に入れたのはイタリアで、友人が居るので個人で輸入したそうです。

車両は千葉県にありました。
個人の為消費税はかかりません。

以上の記事内容は、オーナーさんのコメントをもとに作成したものです。
整備履歴、修復暦などに関しては、バイク見聞録で裏づけを取ったものではありません。


                
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