BSAの歴史は古く、始まりは17世紀まで遡ります。バーミンガムで選りすぐりの鉄砲職人から始まった製銃業は、軍需によって拡大し、1861年にバーミンガム・スモール・アームズ株式会社が誕生。当時、欧州最大規模の製銃工場を持つ大会社でした。その後、民需にもビジネスを広げるために、自転車の製造を始め、鉄砲鍛治の高い技術と生産力で、自転車の部品メーカーとしても成功し、その流れからオートバイの生産も始まり、BSAは英国を代表する二輪車メーカーに発展していきました。
C15スターは、公道向けの実用単気筒車として1958年に発売されました。その後多くの派生モデルを生み出し、現在でも世界中に愛好家がおります。
現オーナーさんが約8年前に購入。オーナー歴は不明です。
通勤や日常の足に使用していたほど元気なC15スターです。
転倒歴もありません。(購入前は不明)
取材当日もキック一発で目覚め、キャブトンマフラーからやな煙(黒煙や白煙)も一切でません。
40年も前に製造されたオートバイとは思えないぐらい調子がよく元気です。
(当時の製造技術の高さに驚きます)
レストアされた見た目だけきれいなC15とは違います。
塗装面などは逆に手をいれず、オリジナルを保っているので、使い込まれた感じになっています。
実際よく走っているので購入した後、お金をかけて走れる状態にする必要はありません。
自賠責も現オーナーさんが負担して下さるとの事ですので、乗り出しにお金はかかりません。
不具合の部分が少ないのですが、スピードメーターが不動です。ケーブルを交換しても動かないので、メーター本体にダメージがあると思われます。(ショップで¥25,000前後で買えます)
フロントのブレーキシューは新品に交換済ですが、「この当時のオートバイはフロントブレーキの利きがあまりよくない」との事です。事実、当時のオートバイはリアブレーキがメインで、フロントは止まる一寸前にかける補助的な役割でした。
リムやハブ、ボルト類に、さびが出ています。
フロントタイヤは「AVON SPEEDMASTER MK2」の新品を入れ、数百M走行した状態ですので新品同様です。リアタイヤも同銘柄です。
ドライサンプ式のオイルタンク表面はオーナーさんの好みによりメッキをしました。
右足シフトでギアは4速リターン式です。
ウィンカーは付いていません。(年式が古いので無くても公道OKです)
あえて付けたいのであれば、ハンドル部にスイッチもあるので、装着は可能です。
BSAがほしいけど、その後が心配な方も安心してください。現オーナーさんが良きアドバイザーになってくれるお約束を頂いております。可能な限りのアドバイスはしていただけますので、安心です。
旧車でよく悩むパーツですが、50年代以降のBSAパーツは比較的手に入りやすく、維持メンテ費も思うほど掛からないとの事。
余談ですが、このC15スターは、某ファッション誌やストリート系のバイク雑誌にオーナー共々取り上げられたそうです。
オーナーさんは新たにBSAを購入され、C15スターに乗る機会が少なくなるので手放すとの事です。
シートカバーをかけて保管しています。
個人の為消費税はかかりません。
以上の記事内容は、オーナーさんのコメントをもとに作成したものです。
整備履歴、修復歴などに関しては、バイク見聞録で裏づけを取ったものではありません。
SOLDOUT
|