モトグッチはカルロ・グッチとジョルジオ・パローディの二人によって設立された、
初めての市販車”ノーマル”は1921年に発売。
エンジンは2バルブI.O.E(インレット・オーバー・エキゾースト)、これは排気バルブが、プッシュロッドとロッカーアームによってヘアピンスプリングを介し制御されるOHV機構。直径280mmの鍛造フライホイールは、外付けされている。
斬新な機構が満載されたバイクであったが、そのスタイリッシュな外観に注目が集まり、人々にモトグッチの名前を印象づけた。
同時にレース活動を開始したモトグッチにとって歴史的な勝利といえは1924年に開催された初のヨーロッパチャンピオンシップである(ワールドチャンピオンシップは'49年から)
モトグッチのファクトリーレーサー”C4V”はこれまでイギリス勢に上位独占されていた表彰台を、1位、2位を独占、5位入賞という快挙を成し遂げたのである、これによりイタリアオートバイ産業のすばらしい発展が立証される結果となった。
'35年に、モトグッチ初のライトウェイト車”P175”が発売された、
ボアxストロークは59×63.7mmとし、排気量は174cc、18φのデロルト装キャブレターを装備し、5000rpm/7hp と従来のビックシングルに比べ高回転型である、
30Wのダイナモが、マルチプレートクラッチのリリースボールに取り付けられた
プッシユロッドによって制御されるOHV2バルブ機構を採用。
半球型の燃焼室をもち、圧縮比を6:1とするなど最先端技術を採用している、
クランクケースの形状が、丸く滑らかなものに変更された。
その後゛アイローネなどのライトウェイト車を生む、さきがけとなった記念すべき
Pシリーズの一号車である。
P175に続き、翌年販売されたP250は、ボアが、59→68mm、ストロークは
63.7→64mmにアップされ232ccとなった、最高速度も10km/h伸びて100km/hとなる。
このP250はイタリアのコレクターさんから購入したものだそうです、
マフラー装着していませんが、新品があります。ライトはありません
保管状態が良く、取材時には簡単にエンジン始動しました、動画をご覧ください。
個人の為、消費税はかかりません。
以上の記事内容は、オーナーさんのコメントをもとに作成したものです。
整備履歴、修復暦などに関しては、バイク見聞録で裏づけを取ったものではありません。
【更新履歴 平成25年11月29日 動画をユーチューブに公開】
125万円
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