モトグッチ V35 イモラ |
1983 | 年式 |
車検
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31年1月 |
走行
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16,470Km | 備考 | 初度登録:昭和60年1月、定員2人 |
長さ
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2090mm
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巾
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700mm |
高さ
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1150mm |
重量
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170kg |
排気量
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346cc |
取材日2014年11月
モトグッチ V35 イモラには縦置き90度V型ツインエンジンが搭載されています、このエンジンは1977年に市販されたV35、及びV50に搭載されたものです。(V50という排気量の大きなエンジンが基です!) 縦置き90度V型ツインエンジンの外観は同じでも、従来のビッグツインと呼ばれるV7(1965年発売)に搭載されているエンジンとは内部構造は異なり、ミッションケースにリヤスイングアームピボットが設けられています。 ドライブシャフトの経路を兼ねるスイングアームが、直接ミッションケースに接続されています。 これにより、エンジン、リヤスイングアーム(ドライブシャフトを内蔵)ファイナルミッションが一体化しています。 リヤスイングアームの材質はアルミダイキャストなので、同じ質感により高品質な統一感が生まれています。 車体の右側を見ると、エンジンからスイングアーム、ファイナルミッションまでの各部品が一体の塊りになっている所がエンジンフェチ(?)の自分的にはたまらない魅力を感じる所です。 ルマンVを彷彿とさせるスタイリングはモトッグッチファンだけでなく、カフェレーサーとしてストレートにバイクファンが好感するルックスです。 エンジンを始動させると、純正マフラーから聞こえるVツインの排気音はパルシブで独特なモトグッチのVツインサウンドを響かせます、音量的には大きくはありませんが、エンジン回転を上げるにつれて振動が少なくなってくるというモトグッチ独特のエンジンフィールを持ち、廻して楽しいエンジンです。 一般には従来のビッグツインエンジンの方がパワフルで迫力が有りますから人気があります、でも、パワフルなエンジンは確かにフルスロットルで爽快感を堪能できますが、彼の国のアウトバーンなら許される速度域での話です。 モトグッチだけの縦置き90度V型ツインエンジン独特のエンジンフィールを味わうことが、普通の速度レンジで実現できる所がV35イモラの美点です。 モトグッチを維持するには定期的なメンテナンスが必要です、でも整備に出そうとしてもモトグッチ取扱店が少ない・・・モトグッチは本来、耐久性が高いバイクですが、外車は壊れやすいと都市伝説のような言われかたをするのは、こんな理由があるのかもしれません。だからこそ好調を維持しているモトグッチは貴重です。 当時から、モトグッチは高級外車であり、高値の花の存在でしたが、中でも中間排気量の特別モデルであるV35イモラは輸入台数が少なく、知る人ぞ知るという希少価値のあるバイクです。 オーナーさんは平成16年にオークションで手に入れてから、モトグッチ専門の修理店で整備を始めました。 その範囲は広範囲なので全ての掲載は出来ませんが、記録は全て保管してあり、お渡しできるようになっています。 ビデオ撮影の現場は隣りが民家でしたから、昼間とはいえ、気持ちの良いエキゾーストサウンドを響かせることは叶いませんでした。 それでも、始動性が良く、エンジンからは雑音が無い事が確かめられます。 (売却済の為、ビデオは削除しました) 写真とビデオをご覧になれば分かるように、各部の部品には年式相応のやれ、表面仕上げの劣化が見られます。走らせると、気持ちの良いVツインサウンドを響かせて、軽量な車体ゆえの自由自在のコーナリングを楽しませてくれます。 愛着を持って維持してきましたが、バイク置き場が遠くなり、今より更に乗る機会が減る為、バイクを沢山走らせてくれる方に引き継げればと思い掲載を依頼されました。 メインキーは予備がもう1本あります。 カタログ、ヘインズのモトグッチVツイン(750〜1000用)整備マニュアル(外国語です)、別冊モーターサイクリストに追跡シリーズ記事としてImora350のある雑誌をお譲りします。 個人の為消費税はかかりません。 以上の記事内容は、オーナーさんのコメントをもとに作成したものです。 整備履歴、修復暦などに関しては、バイク見聞録で裏づけを取ったものではありません。 【更新日 平成29年5月16日 売却済】 |
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