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ネラカー (Ner-a-car ネラカー・コーポレーション製)
1921 年式

車検
無し
走行
不明 備考 タイムトンネル オープニングラン

長さ
2200mm
720mm
高さ
1000mm
重量
102kg
排気量
275cc

掲載日2013年 8月

このネラカーはロンドンのモーターサイクル・ミュージアムの2台のコレクション

のうち1台をオーナーが購入したものです。



イギリス空軍の垂直離着陸戦闘機を開発し、ユニークな製品開発で有名な

航空機メーカーが飛行機を作成する前に極低速安定性を狙って作成したモーターサイクルです。

世界最初のハブステアリング、CVTの元祖とも言えるフリクションドラムによる

機械式無段変則装置などユニークな機構が満載です。



エンジンはイギリス初の2サイクルエンジンメーカー、シンプレックス社による

2サイクル275ccのエンジンを搭載しています。



日本到着時、このネラカーは外観は極上だったが、エンジン始動は困難でした。

フライホイールマグネトーコイルを巻き直し、ニードルピンを持たない蒸発式キャブレターを

オーナー独自の技法によりビルドアップ。

外観はオリジナルを保ったまま、早朝でも数回のキックで始動可能となったものです。

タイヤはDUNLOPのオリジナルブロックパターンでチューブは日本製です。



サドルはイギリスの名門ブルックス社製で、ネラカーの純正ネーム入りです。

これが無傷で残っていることは希少です。



その後、以下の装備を追加されています。

・今でも点灯可能なミラー社製、アセチレンチャンバーとガスランプ。

・ルーカス製モーモーホーン。



この車両は’80年頃より筑波で開催されたタイムトンネル・ランでオープニング・セレモニーを

飾った車両ですので、記憶にある方も多いと思います。

モーターサイクリスト誌の取材車両となり、紙面を飾った車両でもあります。



ハンドメイドミニカーで有名な高梨広孝氏(元浜松工大教授)のネラカーモデルの

原型となり、ブリヂストンホールでの氏の製作展で、ミニチュアモデルと同時に

展示された車両です。



特記事項

・オーナーはクラシック4輪へ注力されることからの売却です。

筑波タイムトンネル、オープニングランの象徴であったネラカーを

動体状態で引き継いでくださる方へお譲りしたい、とお考えです。

・書類あります。







車両は埼玉県にあります。



個人の為消費税はかかりません。



以上の記事内容は、オーナーさんのコメントをもとに作成したものです。
整備履歴、修復暦などに関しては、バイク見聞録で裏づけを取ったものではありません。


                         188万円













アセチレンガス・ライトです。

        モーモーホーンです。
        ハブステアリングです。

 

     ブルックス製革サドルです。

 ガソリンタップとテールライトスイッチです。
オープニングラン時の写真です。


動画を見るには中央の三角印をクリックして下さい。
エンジン音からも調子の良さが分かります。




この車両のお問い合わせは
バイク見聞録埼玉
TEL 090-1792-1588(三浦)

またはEメール↓にて
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