ノートン コマンド 750プロダクション レーサー |
1972 | 年式 |
車検
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切れ |
走行
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4,365マイル | 備考 | メーターは交換歴あり・積算距離は不明 |
長さ
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mm
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巾
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mm |
高さ
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mm |
重量
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kg |
排気量
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750cc |
取材日2014年 2月
ノートン コマンド 750プロダクション レーサーは世界的に歴史の長いバイクメーカーのひとつであるノートン(Norton)のレーサーです。 1898年イギリスに設立されたノートン(Norton)は1907年・マン島TTレース2気筒クラスで優勝を始め、以後1954年までの間に通算10勝を挙げます、第二次世界大戦後のレース界は多気筒エンジン車の優位性が高まりますが、ノートン・フェザーベッドと呼ばれるフレームを持つ伝説的なレーサー マンクス・ノートン(Manx Norton)が活躍しました。 1969年にコマンドが発売されます、大排気量2気筒エンジンの振動対策にノートンはアイソラスティック・フレームを開発します、アイソラスティック機構と呼ばれるそのシステムはエンジン・ミッション・スイングアーム及び後輪を一体とし、フレームとの接続にラバーマウントを介した構造を持ちます。これによりノートンは従来形式のエンジンを使ってパワーアップが可能になり操縦安定性を含めた優位性を得ることに成功しました。 コマンド 750はノートンの歴史に残る名車です、現代においても再興したノートンの車名がコマンド961ということからもコマンドは特別なモデルだといえるでしょう。 掲載のノートン コマンド 750プロダクション レーサーは1971年から製造されたレーサーです。 生産台数は100台程度らしいという希少車です、そのスタイリングは人気が高く、ノートンといえば、このコマンド 750プロダクション・レーサーが一番人気が高いと思います。 人気が高いので普通のコマンド 750を改造したプロダクション レーサー仕様も作られました、 このバイクは本物のプロダクション レーサー です。 オーナーさんは当時、足立区内の輸入バイクのショップで購入しましたが、近所にメンテナンスショップが無い為、基本的な不具合はブリティッシュ ビートさんにお願いし、車検やマイナートラブルなどに関しては、地元の友人が経営するパイクショップにお願いしました。そして、その店主さん達とのツーリングを通じ、調子を更に良い状態にしたそうです。 英国車にありがちなエンジン廻りのオイル漏れは無く、ガレージには全くオイル漏れの跡が見当たりません、多少のオイル滲みはあるでしょうが、気になるほどの滲みは見つかりません。 始動性は良く、動画を見ていただければ、一発始動の様子が分かります。 取材時に気が付いた点は右側フロントフォークのオイル漏れがあります、先月までは気が付かなかったそうなので、交換の時期だということです。 前後タイヤは細かいヒビがありますので交換時期です、新オーナーさんは英国車に理解のある人だと思いますので、適切な点検・整備をされてから乗り出す事と思います。 主な変更点は。 購入時にはスピードメーターが後年の物(マークで分かる)に交換されていました。 リヤホイールリムを巾広の物に交換(オリジナル有り) ぺトロールタンクをオリジナルの樹脂製から安全性の高いアルミ製に交換(オリジナル有り) サイレンサーはサビがあったのでリプレ品に左右を交換(オリジナル有り) テールカウルとリヤフェンダーを一部破損の為オリジナルからリプレ品に交換(オリジナル有り) 予備のフロントカウルとスクリーン新品を持っているので一緒にお譲りします。 現在のオーナーさんは永く所有してきたものの都合により乗れなくなったので手放す事にしたそうです、車検が切れてからも毎月1回はエンジンを始動して調子を維持しているそうです。 車両は東京都足立区にありました。 個人の為消費税はかかりません。 以上の記事内容は、オーナーさんのコメントをもとに作成したものです。 整備履歴、修復暦などに関しては、バイク見聞録で裏づけを取ったものではありません。 【更新日平成26年3月9日・記事更新 】 点火装置はオリジナルの機械式から、信頼性の高い無接点式に交換してあります。オリジナル部品は基本的に保管してありますので車両と一緒にお譲りします。(全ての部品を把握していませんので、いくつか足りない部品が有る可能性があります、この点はご了承願います) 【更新日平成27年3月24日・売却済 】 ![]() 動画を見るには中央の三角印をクリックして下さい。 エンジン音からも調子の良さが分かります。 このバイクは売り切れです |