水冷2スト並列2気筒エンジンは、当然ながらフィンを持たず、実にすっきりとした外観を持っている。しかしながら、そこから生み出されるパワーは35ps、これはリッター換算すると140psにもなり、当時としては他に比肩するものはないほどの力強さであった。この大パワーに軽量な車体を引っ張らせれば、3速でもなおウィリーしようとするほどであったという。その他、市販車初のカンチレバー式モノクロスサスペンションなど、全ての装備がレーサーTZの血を色濃く受け継いでおり、まさしく「レーサーレプリカ」と呼ぶに相応しいマシンだったのである。

今回のマシンはオーナーが３年程前に購入　その後ＮＳＲ２５０の足回りをメインにエンジンも３50ｃｃに載せ替え　2年の歳月を経てできあがりました。

主な改造パーツは以下です。

350ccエンジン（OH済み）

キャブレター　TMX28φ

前後ホイール　ＮＳＲ純正マグ

フロントキャリパー　ＮＳＲ純正

　　　　フォーク　　ＮＳＲ純正

リアスイングアーム　FZ400純正

外装一式　仕上げ済み

タンクキャップ　エアプレーン式　変更

シート張替え

ウインカー　変更

ミズノ　チャンバー

バックステップ　　ＮＳＲ純正

その他　エンジン・フレーム（書無し）　外装一式があります。

２サイクルエンジンのピーキーさが　官能できるバイクだと思いますが　オーナーは多数のバイクに囲まれ　愛情を満遍なく注ぐことが出来なくなってしまい、今回は車庫の整理を兼ね　泣く泣く手放す事にいたしました。

２サイクルファンの方には興味をそそる一品だと思います。

以上の記事内容は、オーナーさんのコメントを基に作成したものです。

整備記録、修理履歴などに関しては、バイク見聞録。で裏付けを取ったものではありません。