ビモータ YB8 フラノ |
1992 | 年式 |
車検
|
21年12月 |
走行
|
13,185マイル | 備考 | 限定車・生産台数152台 |
長さ
|
2080mm
|
巾
|
750mm |
高さ
|
1110mm |
重量
|
210kg |
排気量
|
1002cc |
取材日2009年 3月20日
1992年ビモータYB8フラノはYB8のスペシャルモデルとして152台生産された車両です 軽く驚くほど速い。 最も速いプロダクション・スポーツバイクとして頂点に立ち、そして、最も高価なモーターサイクルの1台でした。 当時最先端のヤマハ製5バルブエンジンに ビモータ製フューエルインジェクションを組み合わせて市販車最高のパワーを得ています、 車体の構成は最先端のアルミツインスパーとし、ハンドメイドにより ビモータの熟練技でアルミ削りだし部材を溶接して美しいフレームになっています、その剛性は高く、サスペンションは前後オーリンズ製の最高級クラスが採用されています、キャリパーはブレンボ製 前後ホイールはアクロン製、アルミリムとリブをボルトにより締結した2ピース構造というスペシャルパーツを使っています、 カウリングの一部に配置されているカーボン部材のクールな質感がワンポイントになり、フルカウルのデザインを引き締めています、 ビモータといえば初期の ビモータを設計したマッシモ・タンブリーニの多鋼管トラスフレームで成功したメーカーです、タンブリーニが会社を去った後、フェデルコ・マルティーニが設計を担当しています、 マルティーニは多鋼管トラスというタンブリーニの ビモータを継承しながらも、新しいフレームデザインと独自のデザインのカウルを持つDB1を造り大成功を収めた後、ヤマハとエンジン供給の話をまとめて誕生したのがYBシリーズです、1990年にYB8が登場します、当時、設計は”テージ”で有名なピエルルイジ・マルコーニです。 当時 ビモータYB8フラノはモーターサイクル界のフェラーリF40と呼ばれていました、価格は500万円弱。 オーナーさんはグッチスポルトジングウシさんでYB8フラノを購入して以来、メンテナンスは全てショップに任せています、整備記録は納車時から全て保管しています、 1万マイル走行時にはセルスターターギアのリコール修理をしています、内容はエンジンオーバーホールしています、 専門店のメンテナンスにより好調を維持しているYB8フラノは調子がよく、何の心配なく楽しめる車両です。 取材時にガレージの中で動画を撮影していますので御覧になれば、程度の良さが分ります(当日は雨天なので雨音がうるさいのですが、軽快な排気音が聞けると思います) オーナーさんが言うには、始動性にはクセがあるようですが、取材時はセル一発で始動しました。 リッターあたり166psというハイチューンエンジンなので神経質に感じる部分があるのも仕方がないと想像しますが、この車両では、気になる要素は無いようです。 外観もきれいで、年式を感じる部分はありません、唯一、クリア塗装のひび割れが1ヶ所あります、写真をご覧下さい、テールカウルに工具を収納して走行したら、振動でひび割れが出来てしまったとの事です、 直近の部品交換はリヤスプロケット(モトコルセ製アルミ)とドライブチェーンです 走行距離は2万Kmほどで、最近では車検ごとに2、000Kmも走行していません、複数台お持ちのオーナーさんなのでこの程度の使用状況です、整理の為に手放すことにしたそうです。 普段はレーシングスタンドを使って保管していて、一緒にお譲りします。 ワンオーナーです。転倒歴はありません。 車両は千葉県にありました。 個人の為消費税はかかりません。 以上の記事内容は、オーナーさんのコメントをもとに作成したものです。 整備履歴、修復暦などに関しては、バイク見聞録で裏づけを取ったものではありません。 SOULDOUT |
![]() |
Copyright (C) 2004 Bike Kenbunroku. All Rights Reserved.