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ドゥカティ 750S
1974 年式

車検
23年8月
走行
34,000Km 備考

長さ
2250mm
680mm
高さ
1100mm
重量
180kg
排気量
740cc

更新日2011年 8月

ナローフレームの74年式、ラウンドケース、べベルツインのスポーツモデル(S)、
総製造台数は約1900台の希少車、村山モータースによる日本正規輸入品です。

初回車検登録は昭和49年(1974年)9月で、複数オーナーとのことです。
オリジナルの姿に相当近いバイクに仕上げられています、750SSイモラのベースとなったバイクですが、「ノン・デスモ」であることはご存じの通り。

写真からも分かるように錆びは殆ど無く、年式の割には相当な美車だといえます。
『よく「綺麗なべベルですね」と声をかけられました』とオーナーさんからお聞きしました。

オーナーさんが手に入れたのは2008年3月、都内のべベル専門店より購入し約二年間乗っています。
買った当初は電気系のトラブルで大変な思いをしたそうですが、千葉のべベル専門家の手により全て対策品に交換・調整してもらい現在は夜間でもライトを付けて安心して走行できるベストコンディションになっているとのことです。

電装系を殆ど国産品に交換したので、結果的に燃費も良くなり(高速含むツーリングで23.63km/Lを記録)、エンジン自体はすごく快調で、チョーク引いてキック1〜2発で簡単に始動できる状態です。

36年も前のバイクですが、現在でもエンジンは7000回転まで軽く吹け上がり、素晴らしいコンチサウンドを奏でます、取材時に動画を撮っていますのでご覧ください。

オイル漏れはエンジン下部のケースの合わせ目から滲む程度以外にはありません。この程度では車検で問題になることはありません。

ブレーキは現代のバイクと比較すると非常に甘いそうです。フロントの鋳鉄280mmローターは研磨したものの、歪みがあるようで早めの交換をお薦めします、とオーナーさんは話しています。

もちろん右側でのギヤシフト+レーシングパターンで、ブレーキは左側です。

【エンジン】
エンジンは東京のべベル専門店で腰上OH済みとのことです。
ホリゾンタル(フロント側)のべベルギアのクランク側受け部分のスリーブ付近から多少異音がします。現在、走行には問題ありませんが、早めに根元側のベアリングの交換をおすすめします。

【サスペンション】
フロントは、マルゾッキのステッカーが貼ってありますがチェリアーニの純正です。昨年7月にフォークオイル交換したそうです。
リアもチェリアーニ純正です。昨年分解してチェックしたところダンパーの漏れ抜けはなく、もちろん錆びもないそうです。

【ブレーキ】
フロントはオリジナルのブレンボで昨年パッド交換し、ピストンもアルミ製に交換済。
フロントブレーキホースはステンレスメッシュに交換。
リアはドラム式ですが、タッチ・効きともに充分実用に耐える状態。

【電装系】
レギュレーターはスズキのカタナ用を装着
ジェネレーターは400SSのコイルを装着し、発電量が多くなるように工夫してあります。
点火方式はポイントからセミトラに変更
イグニッションコイルはダイナの5Ωに交換
プラグコードはテイラー製に交換
問題の多かったヒューズはブレード型ヒューズに対応する新しいヒューズボックスに交換して信頼性アップ
メインハーネスは新規作成
ヘッドライトハーネスも新規作成
ヘッドライトユニットにある3つのパイロットランプ、テールライト、ウィンカーはLED化し省電力仕様です。
ヘッドライトはハロゲンの35Wで省電力仕様としています。
バッテリーは信頼性の高い密閉式に交換。また屋内ガレージで保管している間は、常にバッテリー・メンテナーに接続しているそうです。
ホーンはオリジナルのVOXBELLの新品に交換

【ホイール】
F19、R18で希少品のボラーニのアルミ・リムのホイール。

【マフラー】
オリジナルの所謂「丸コンチ」マフラーです。
再メッキされており大変綺麗です。

【キャブレター】
オリジナルのデロルトのPHF32が付いています。
ファンネルもオリジナルのプラスチック製です。

【外装】
タンクは鉄製で再塗装されているようです。細かい傷等はありますが全体としては綺麗です。
シートテールカウル、フロントフェンダーは再塗装してあり綺麗です。
サイドカウルはオリジナルの塗装のようです。750Sのエンブレムは昨年希少なオリジナル品に交換。
フレームは再塗装してあるようでツヤは充分にあります。

【メーター】
スピード・タコメーター共にオリジナルのVEGLIA。

【スロットル系】
スロットルホルダーはオリジナルはトマゼリなので、再生産されたメッキタイプの新品に昨年交換。
スロットルワイヤーは英国VENHILL製のテフロン加工されたものに昨年交換したそうでスロットル操作が非常に軽いです。

【クラッチ】
クラッチワイヤーも同じくVENHILL製で国産現行車並みに軽く操作できます。
クラッチの引きを軽くするためにアルミ製のエクステンションを装着。
クラッチ板は現在のオーナーさんはまだ大丈夫だと思って交換していません。必要ならば部品も手に入るとのことです。

【オイル関係】
エンジンオイルは昨年7月に交換し約2000キロ走行の状態。

【タイヤ】
フロントはミシュラン・マカダム(3.25H19)で 5分山
リアはミシュラン・マカダムで(3.50H18) 5分山

【ステップ】
ステップは、カドミウム・メッキされたものでオリジナルの専用品。

【ミラー】
元々、左側には付いていませんが、ステーを工夫して付けています。両側共にイモラタイプのステー・ミラーに交換。

現状で新たな整備は全く不要です、すぐに乗ることができる状態です。

オーナーさんは一生乗るつもりでしたが、諸事情により泣く泣く手放す決心をしたそうです。大事に、しかしどんどん乗ってくれる方にお譲りしたいと思っています。

車両は東京都にありました。
個人の為消費税はかかりません。

以上の記事内容は、オーナーさんのコメントをもとに作成したものです。
整備履歴、修復暦などに関しては、バイク見聞録で裏づけを取ったものではありません。


                                    
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この車両は売却済です。
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