リックマン トライアンフ スクランブラー |
1998 | 年式 |
車検
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切れ |
走行
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492Km | 備考 | MRD社(英国)正規輸入車、ワンオーナー |
長さ
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2100mm
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巾
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700mm |
高さ
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1080mm |
重量
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150kg |
排気量
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500cc |
更新日2014年 7月
リックマンは1950年代後半に誕生した英国のフレームビルダーです。 ドンとデレックのリックマン兄弟によりパーツメーカーとして誕生、60年代にはモンテッサのエンジンを積んだモトクロッサーで有名になりました。 その後ロイヤルエンフィールドやノートンの大排気量エンジンを載せる為のフレームを作り、更にそれらのコンプリート車を発売してバイクメーカーに成長しました、バイクメーカーと言っても、エンジンは他社の高性能エンジンを供給してもらい、オリジナルであるバイクメーカーのラインナップには無い高級仕様のスペシャルバイクを製作してきました。 ヨーロッパではマーニやモトマーチン、ビモータなども有名なフレームビルダーです。 リックマンのフレームはクロームモリブデン鋼管(レイノルズ531)を、’60年代のF1カーのフレーム制作技術と同じロウ着けにより出来ていて、接合部分の美しいビードが自慢です、表面処理のメッキはクラックを発見しやすいようにニッケルメッキのみが施されていて鈍い光沢も特徴的です。 このリックマン トライアンフは1998年に英国のMRD(モデルレプリカデザイン社)に依頼して、トライアンフのリビュイルドエンジンと、厳選した最高品質の新品部品を使用して造ってもらったワンオフ物です。 正規輸入車なので、現在の状態で問題無く継続車検をパスできます。 同時に発注したのは5台、カフェレーサータイプ3台とスクランブラー2台とのことです。 この完成車が入荷した後には、リックマン、MRDともに完成車の生産を終了している様子です。 この時期は排気ガス規制が年を追うごとに厳しくなり、キャブ仕様のバイクは新車生産が困難になってきたのが主な理由です。 購入してからのメンテナンスは、まず、エンジンのオーバーホールをトライアンフのスペシャリストにお願いしたそうです。 現在はナンバー返納状態ですが、整備はしてありますので車検はすぐに取れるはずです。車検時に気になるヘッドライトの光量対策はヘッドライトをH4バルブに交換、更にオリジナルのバッテリーレスから、小型の密閉型バッテリーを追加、左側サイドカバーに内蔵しています。 バッテリーを追加してからは始動性が良くなり、継続車検でのヘッドライト検査も余裕でパス出来るそうです、バッテリーは単純に後付けしてあるので、普段は充電器に繋いで充電状態にしておくそうです、その電源スイッチは車体右側中央に新設してあります。 シングルキャブはアマル製、イリジウムプラグに変更してからは、更に始動性が向上したとのことです。 リムはアクロンのグリーンラベル(イエローラベルよりも固い)にステンレススポーク。タイヤはエイボン、ブレーキレバーはマグラのパワーレバー。スロットルもマグラの操作が軽いタイプ。メーターはスミス。シートは紺色のコノリーレザー(本革)仕様できれいな状態です。 ホイールのハブはトライアンフ純正品に冷却ホールを施し、リヤーショックはファルコン製でオーバーホール可能な製品です。 唯一の故障はフロントブレーキスイッチ、樹脂製の部品が経年劣化で外れています。Assy交換等で治るので、新オーナーさんは、このメンテから手を付けられて下さい。 オーナーさんの感想は、リックマン トライアンフ500のスクランブラーはクロモリ製の超軽量リックマンフレームで、車両重量はわずかに150Kg。トラの旧型エンジンでもクイックに走り楽しい車だそうです。 MRD社は営業を終了してしまったので、もう、造ってもらう事は出来ません。 このバイクの価値を理解していて、トライアンフについて知識の有る人にお譲りしたいとの希望です。 車両は横浜市にあります。 個人の為消費税はかかりません。 以上の記事内容は、オーナーさんのコメントをもとに作成したものです。 整備履歴、修復暦などに関しては、バイク見聞録で裏づけを取ったものではありません。 SOLDOUT |
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