ヨシムラは2000年にスズキGSX1300R隼をベースにした公道用コンプリートマシン
「ヨシムラ隼X-1」を発表した。
このマシンが生まれるきっかけとなったのは、GSX1300R隼を擁して全日本ロードレース
選手権のXフォーミュラクラスに参戦したレース活動である。
したがって当初はヨシムラでは市販化するつもりはなかったのだが、
周囲から「市販はしないのか?」という問い合わせが多く、
「それならば…」ということで公道バージョンの開発に踏み切った。
80年代にボンネビルを作り上げた時とは違い、バイクを取り巻く環境は変わっている。
さらにユーザーは「高いモノ=いいもの」だという考えから脱却している。
内容に見合った価格のものでなければ納得できない、そんな厳しい目をもつようになった。
そのため、ヨシムラも製作サイドとして納得できるものを作り上げるに至ったのである。
このように説明すると、X-1はヨシムラが作り上げた完璧なハイポテンシャルの
公道モデルと思われてしまうかもしれない。
しかしヨシムラとしては「とてつもなく素性の良いスタンダードモデル」という考えを
持っている。
乗り手が感じるであろう細かなニーズにも、じっくり時間をかけて合わせていく。
そんな思いで作られているのだ。
もちろん、さらなるパフォーマンスアップのためのハードウェアも順次リリースしていく
予定もある。
だがX-1は限定100台の受注生産であった。
「あった」としたのは、2000年春の東京モーターサイクルショーで展示した直後に
完売してしまったからだ。
有明の会場を訪れた人ならご存じだろうが、ヨシムラは当日、会場内にX-1を展示し、
興味のある人たちは、実際にX-1に触れることができた。
レースコンストラクターとしてだけでなく、バイクを製造する「メーカー」としての
一面も持ったヨシムラの今後に期待したい。
(以上の説明はネコ・パブリッシングhttp://www.neko.co.jp/guest/sbs2000/211.htmlより)
シリアルNo.96の車両を手に入れたオーナーさんの感想は”パワー勝ち過ぎ”(なにしろ
ヨシムラチューンですから、あたりまえですが)、すぐに、知り合いのショップ『SUDA』にて、チューニングを始めて、4年間のほとんどを、ショップで過ごしていたそうです。
ヨシムラ・EMS、エンジンの出力特性を3段階に切り替え可能(右側ハンドルSWにより瞬時)
ヨシムラ・オーリンズリヤショック、ヨシムラ・リアリンク、ホリノレーシング・フロントフォークオーバーホール & リセッティング
ブレンボレーシングマスター、ブレーキ & クラッチ、取付用ホルダーは削出し特注品。
ブレンボレーシングフロントブレーキキャリパー、ヨシムラ・スピードフロー(前後ブレーキホース)
オーリンズ・ステアリングダンパー、フィッティングは削出し特注品
ポジポリーニ製、アルミ、チタンボルト(エンジンカバー、クラッチカバー、FキャリパーB)
車検時(走行距離1,700Km)交換は、タイヤ前後純正指定品・ミシュランパイロット、
ブレーキ&クラッチマスター、キャリパーはオーリンズにてフルオーバーホール。
イリジウムプラグ、エアクリBOX内にも手が入っています、メーカーリコールのカムチェンテンショナーは対策済み。
ここまで、手を掛けていますが(改造費100万以上)、走らせる時間が無いということで
手放す決心をされたそうです。
エンジン始動を撮影した動画があります、住所・氏名・電話番号明記の上、連絡下さい
車輌は東京都にあります(品川ナンバー)、個人の為、消費税はかかりません。
以上の記事内容は、オーナーさんのコメントをもとに作成したものです。
整備履歴、修復暦などに関しては、バイク見聞録で裏づけを取ったものではありません。
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